登山を始めて、ひとつの目標であった斜里岳をついに登ってみることにしました。
斜里岳は自分が所有している北海道の山のガイドブックで、道東の山では難易度が高めの評価
だったことや沢登りの工程がわりと長く、初心者にとっては厳しそうな印象が強かった山でした。
経験者と登ればもっと早くトライできたかもしれませんが、基本ソロ登山なもので大丈夫だと思えるまで
やめておいたというわけです。
過去記事にも書きましたが、今年は数回近隣の山へ登った手ごたえが良かった為、これは行けそうだなと
決心がようやく付いたので、休みや天気の具合を見計らって14日に登ることを決めました。

13日の金曜日。。。
十五夜だったので屈斜路湖畔にて月とカングーを撮影し翌日の登山に備える。
・9月14日(土)

AM6時過ぎに登山口となる清岳荘駐車場に到着し登山の用意を開始。駐車場代とトイレ使用料で200円を支払い
6時30分登山届を出して登山開始。

約1kmくらい進んで行くと登山道が二股となっており新道と旧道が選べます。
旧道は傾斜のきつい沢登りコースで、新道は遠回りにはなるものの沢登りよりは危険の少ないコース。
晴れが続いており水量も多くないと思われるので登りは旧道を選択。

沢へ合流し、ここから左右に何度も沢を横断しながら登っていきます。


初めのうちはなだらかな小川を渡る程度だったのが標高を上げるにつれて次第に傾斜もきつくなり
手も使いながら登るような道へ変わっていきました。


一番斜度があった滝の横を登る区間はロープを頼りに登る箇所もあり、さすがに写真はなし。
(動画はあるんだけどw)

沢登り区間が約1kmほど続き、その後はコルを越え急登を登ると頂上へアプローチ出来ます。
この時はまだ下界が見渡せて、オホーツク海までばっちりの展望がありましたが残り1km弱まで
登って来たときに、それは突然やってきました。

強風と共に一気に視界がなくなり厚い雲の中へ・・・
山頂はあっという間に見えなくなってしまいました・・・

写真のハイマツ、強風で右側へ煽られているのがわかるかと。
吹き飛ばされそうな風の中、稜線を歩きなんとか頂上へ登頂!!

2時間10分で念願の斜里岳山頂へ到着。
しかし、展望ゼロの山頂は飛ばされそうなくらいの強風の為、滞在時間わずか数分で下山を開始。
あと30分はやく登っていたらもしかして・・・
と思うと残念でしかたありませんが、こればかりは自然が相手ですので。
「まあ、また登ってこい!!」
ということでしょうと言い聞かせますw

二股の分岐まで下り、帰りは新道の熊見峠から降りました。
晴れていればこちらのルートでも展望を望みながらの下山となるのでしょうが、今回はただただキツイ下り。
沢登りで予想以上に足の筋力を使ってしまったらしく、追い込まれた下山となりきつかったです。
通常下りの方が時間は掛からないものですが、疲労と遠回りルートからか2時間35分かかって無事下山。
最近自転車トレーニングもあまりしてなかったので、もう一度脚力を付けてリベンジだ。

さすが日本百名山だけあって戻ってきた頃には駐車場は登山客でびっしりの状態。
さっつるの道の駅で風呂にはいってその後はのんびり車を走らせて無事帰宅。
展望は残念だったものの、念願の斜里岳登頂は満足度が高くブログ記事も長々と書いてしまいました。
そして道東未登頂、残すは羅臼岳のみ!!
羅臼岳、登りたいような怖いようなwww
スポンサーサイト
6月は週末のたびに天気が悪いという、毎年のサイクルに今年も突入したようです。
嫁が登山へ連れて行けとうるさいので、雨予報から曇りに変わったこともあり難易度初級の
西別岳へ行ってみました。

摩周岳と縦走できることもあってか、車移動ではない登山者にはありがたいであろう無料の
山小屋もあります。
公共の交通機関を利用するにも場所が辺ぴ過ぎるのでなかなかの距離を歩くことになるとは思いますが、
そういう登山もちょっと憧れますね。

標高799mの西別岳は普段全く運動なんてしない嫁でもなんとか登れるだろうと、3年前の第一次登山ブームの
時に登った経験からチョイスしてみました。


がまん坂区間さえ乗り越えられたら、あとはわりと楽勝です。

予想はしていたものの、やはり山頂は濃霧で風もかなり強い為、摩周岳への縦走は断念して山頂で
折り返すことに。

晴れていればこの後ろに摩周湖が見えるらしいのですが、前回も同じような条件だったので未だ
一度も見たことはないです!!
あっという間に終わってしまった登山が物足りなく、がまん坂をダッシュで下ってストレス発散w
下ってから、また嫁の所まで登るという無駄な運動!!
しかし、その余計な運動のせいで只今とんでもない筋肉痛に見舞われてます・・・

今日は遅く登っても山頂からの展望は望めなかったであろう。
とりあえず「登山に連れていく」という任務は達成したので良しとします。
さて、昼前に下山してしまったので時間も余ってしまい、中標津で風呂でも入って東武で買い物でも
しようかと移動していると、なにやら気になる建造物が。

計根別の掩体壕というワードですぐひっかかるので割と有名な遺産のようですね。
(HALさんが好きそうな建造物)
問題の嫁は、登ってる途中はかなりへこたれていたけど、また連れて行けと言っているので厄介・・・
もっとハードな山にしとけばよかったかなw
・6月1日(土)

前回の登山で膝の調子がすこぶる良かったのが偶然なのかを確認したくて、翌週も
登山へ向かいました。
今回は雄阿寒岳で標高は1370,5mと前回よりも少し高く、工程も急登が続くのでキツイです。


スタートこそ太郎湖のふちを歩くので景色も良いですが、樹林帯に入ってからはひたすら急登が
続きます。
個人的には道東での近場の山では初級のボスが雄阿寒岳だと思ってます。
雄阿寒岳に登れたら初級は卒業って感じかと。
2合目辺りで、森の奥から明らかに獣の気配が・・・
姿こそ見えないけど唸り声が聞こえるのでかなり焦りながらも、自分の前に3人入山しているのは
知っていたので、怖いから前に追いついてしまおうと速度アップ。
結局先に歩いていた3人が休憩していたので追い越してしまい、本日の先頭となってしまう。
先頭は、それはそれで待ち受けるアニマルに一番最初に出会ってしまいそうで嫌なんすけど・・・

6合目までくれば樹林帯を抜けて這松帯へ入ります。
後ろを振り返ると阿寒湖畔と温泉街が見えるので精神的満足度がアップ。

ここまでくると前方の景色はもう少しでゴール感が出るんですが、言ってもまだ6合目。

見えていた部分を登りきれば8合目で気象観測所跡があり、真正面に先週登った雌阿寒岳が
見えるスポットとなっております。

最後の難関、一度下ってまた登った先が頂上という精神的ダメージの大きい頂上付近の嫌がらせ。


コルから最後のセクションを登っているとき、ふと振り向きそれは見えた!!
5合目くらいに抜かした人がすごい勢いで8合目から下ってきているではないか!!
登山は競争ではないけど、でもここまで本日の先頭だったのに最後に抜かれて二番手になるのは
なんとなく悲しすぎるぜ・・・

結局無駄なペースアップで限界アタックを行い無事に(無事なのかわからんけど)本日の一番登頂者と
なることができましたw
山頂にてしばし休息を取り、下山。

ほとんど休憩を取らずに一気に下山しちゃって足がガクガク。
でも膝は痛みも出ず、これはホントに登山に適した体が出来上がったようです!!
しかし、2日後に膝に水溜まってる疑惑が発生したもののどうやら違うぽい。
(とりあえず痛みもないので気にしないことにしましたw)
エアロバイク漕ぎまくりで脚力がかなり付いたので登山にも良い影響があったようです。
今年こそ念願の斜里岳アタックできちゃうかも!!

先週の雌阿寒ではシマリスに会ったけど、今度はエゾリス。
こういうかわいい動物に会うなら歓迎なんだけどなぁ。。。
教訓としては、やはり膝が痛いくないからといってノンストップ下山はやめたほうがいいなと。
(当然かな?)
ゆとりをもって工程に取り組めば、楽しく登山を趣味として続けれそうですよ!!
2016年の夏に始めた登山ですが、その年以降は全く登っていませんでした。
登山を始めて1シーズンで登らなくなってしまった理由がありまして、実は登山中に膝が
痛くなってしまい下山するのにとんでもない時間がかかってしまうことが多々あったのです。
一緒に登った友達にも迷惑をかけてしまうし、なによりそんな不安材料があるのに登山を
することに楽しみを見いだせなかったので、翌年から登らなくなってしまいました。
それでも最初の年は
・雌阿寒岳(2回)
・雄阿寒岳(2回)
・藻琴山
・西別岳
・摩周岳(カムイヌプリ)
・武佐岳
と、近場の山は結構登ったんすよ。
でも下山は膝が痛くて地獄、時には頂上へ着く前から痛みが出だしたりと、はっきりいって
あまり楽しめない趣味でした。
それでも今回、久しぶりに行ってみようと思った理由として
・毎日20kmのエアロバイクを継続して続けている(基礎体力UP)
・お高い膝サポーター&あやしいクリームを購入した
そして3点目のポイントとして
・ガニ股な歩き方を改善(するよう意識して歩いている)
ガニ股は兄に指摘されるまで全く気にしていなかったのですが、サイクリングに行った時に
漕ぎ方のフォームの話になって。
兄も「ガニ股漕ぎをしたら膝が痛くなり、気を付けるようにしたら痛みが出なくなった」
という話を聞いて、「もしや登山でも関係あるのかな?」
そう思うようになり、今回久しぶりに挑戦してみたわけです。

5月25日(土)AM6時に出発し雌阿寒岳へ。
道路の真正面にこれから登る山が現れ俄然テンションがあがります。
雌阿寒はこれで3回目、比較的難易度の低い山なので自分の膝のテストにはお誂え向きです。
ちなみに、今回膝が痛くなったら金輪際、登山は辞めるつもりです!!
駐車場に到着するとわんさか若者がいる・・・
どうやら北○工大の○岳部のようで、1年生の初陣らしい。
こんな大所帯と同じ時間に出発したら何かと面倒なので早々に準備をして出発します。
AM7時57分に入山届に記名をし野中温泉側から登山スタート。
2016年にnovoさんと登った時、最初はスローペースでゆっくり少しずつが大切と教わったので
忠実に守ります。
例の軍団のトップグループが追い付いてきたので道を譲る。
(無謀な一年の数名が、のちにペースダウンし抜かすことになる)

樹林帯、ハイマツ帯を抜け、7合目くらいまで登るとオンネトーが綺麗に見えます。

ここから頂上までは活火山の絶景が待ってますが斜度もきつくなります。
今のところ、膝の状態はとても良いので安心ですが怖いのは下りなのでね・・・


ログの計測を止め忘れたのですが、1時間50分を切って登頂したと思います。

山頂にはなんと高校生の軍団が30~40名ほど!!
聞けば山岳部の高体連なのだそうです。
道東にもそんな部活動がある高校が存在するんすね。
ウラヤマー

novoさんと来たときは阿寒富士も縦走しましたが、今回は膝の様子見なので無理は避けて
同じコースを下山します。

それにしてもこの日は全く雲がなく、常に絶景!!
阿寒湖と雄阿寒岳も綺麗に見えています。
さて、下山なのですがログのタイムをご覧ください。

ノンストップ 1時間で下山!!
下ってる途中も膝に痛みが出る気配がなかった為、ちょっと追い込んでみたらどうなるかと
後半ペースアップし、ほぼトレイルランニング状態で駆け下りてみました。
そこまで追い込めば最後はさすがに若干の痛みはあったものの、今までとは雲泥の差。
何が一番効果を発揮したのかは解らないけど、安心して登山を楽しめる可能性は見えたようです。
もう一座トライしてみて、痛みが酷くなければ膝問題解決と判断して良いでしょう。
はやく登りたいっ!!